«前の日(04-16) 最新 次の日(04-18)» 追記

LAZY HEAD Classic

半期 四半期 全カテゴリ


2003-04-17-Thu 第二次西多摩ツアー

_ いい歳こいて…

企画するほうもするほうだが、行くほうも行くほうである。もっとも、企画者と実行者が同一人物なので、文句のつけようがなく、精神衛生上は非常によろしい。

ただし、あまり平日に楽しいことをしていると、していることを喧伝すると、世間一般の人からはねたまれてしまうかも知れない。だから、ナイショということで。

#ネット上で何を言っとるんだ、おのれは。

_ 光厳寺

檜原街道旧道沿いにある雑貨屋の店先でガイドブックを広げていると、たまたま配達に来た牛乳屋の親爺が教えてくれた。境内の見事な山桜がちょうど見頃らしい。ガイドブックをよくよく見たら、ちゃんと載っていた。

訪れてみると、足利尊氏の開基というから、ずいぶん古いお寺らしい。小高い丘の上の境内からの眺めも一幅の絵を見ているようだが、「都心のソメイヨシノから2週間遅れで咲きます」と説明のある山桜は、まさに今が満開で、はらはらとこぼれる花びらに包まれていると、この世の桃源郷とはここのことか、という感じさえする。

ちなみに、山桜は日本の自生種で、古来「花」と云えば「山桜」を指すのだそうだ。そう言えば、こんな和歌もあったっけ。

敷島の 大和心を 人問わば 朝日に匂う 山桜かな  本居宣長

「桜」と言えば「ソメイヨシノ」を想像してしまう現代からは、ちょっと想像しにくい話だと思う。

_ サービス料

ガス欠になりそうだったので立ち寄った出光のスタンド。通常のガソリン代の他に、「このスタンドはフルサービスですので、別途サービス料として100円いただきます」とある。話には聞いていたけど入ったのは初めてで、「よろしいですか?」と尋ねられても、今さら他へ行くわけにもいかないからどうしようもない。「自分でやります」と言えばよかったか(笑)。

それにしても、「サービス料」という意味がわからない。「本来ならば、ガソリンは欲しい奴が自分で入れて行くのが当然だが、わざわざ俺らが入れてやるんだから有り難く思え」ということなのか?店員の仕事は給料の内だと思っていたが。

唯一サービスらしいことは、ミラーとライトを拭いてくれたことだったけれど、そんな店へは二度と行くものかっ(笑)。

_ 檜原街道

今日は昨日の反省を踏まえ、脇道へは入らずにひたすら本道を進む。上川乗からは奥多摩周遊道路へつながる都道206号線に入るが、数馬まで行って引き返し、途中、「五社神社」という由緒ありげな神社を見つけるも、石段が511段もあると聞いてパス(軟弱)。上野原方面へと機首を向け直す。

さすが平日、交通量は皆無に近い。おかげで存分にマイペースで走ることができた。「甲武トンネル」を抜けると、スピードを出させないよう路面に大きな凸凹が設けられているが、そういう手段はいかがなものかと思う。カブだと結構怖いのだ(笑)。

_ 牛頭天王宮

上野原の町まで下りてきた。次は旧甲州街道を走ってみようと思う。R20から「野田尻→」の標識に従って旧道に入る。この道は数年前にカブMLのツーリングで走ったことがあるが、それきり来たことはなかった。市街地の西端を流れる鶴川を渡るとすぐがその名も鶴川の集落で、一段高い岡の上に「牛頭天王宮」という神社がある。この神社のこま犬はたださんのお気に入りの一つで、素人目にはおそろしくヘタクソなこま犬なのだが、そのヘタさ加減が良いのだそうだ。本当に何度見ても笑えるこま犬だが、私が初めてこま犬をこま犬として意識したのは、実は彼らとの出会いが初めてだったのだ。たださんに教わったのだけれど、当時と今とでは、見方も多少は変わったようだ。

ということで、彼らとの再会を祝して記念撮影をしておく。

_ 犬目宿

旧街道を西へ。昔、「犬目宿」という宿場だったと言う集落を訪れてみる。期待して行った「犬目宿」は、確かに道幅だけは当時に近いと思うが、宿場町の風情はほとんど残っていなかった。さっき通って来た鶴川の方がまだ宿場町の面影をとどめているように思われる。

そんな所よりも印象に残ったのは、途中に中央道「談合坂S.A.」を見おろすことのできる場所があって、そこからの一望が意外にも"絶景"であった。感じ方は人それぞれ違うから、他人には迂濶に奨められないけれど、興味のある人は一度行ってみるとよろしい。狭いS.A.に集まって右往左往している「衆生」を人間界の縮図とするならば、その周りには豊かな緑の大地が広がっていることを知ることができる。いわば「衆生」に対する「神」の目線が得られたからかもしれない。

_ 和田峠

旧甲州街道で鳥沢へ出て、R20で帰途についた。が、もう少し何かしたい。このまま真っ直ぐ行けば「恨み骨髄」の大垂水峠で、今日は平日だから大手を振って堂々と通ることができるけれども、あの卑劣な神奈川県警のこと、どんな罠を仕掛けて我々善良な市民を一犯罪者に陥れようと待ち構えているか、知れたものではない。

というわけで、和田峠を回って帰ることにした。まだ一度しか行ったことがないので、また行ってみたかったし、もちろん、時間は余計にかかるけれど、大垂水峠なんかより余程面白い。

峠までの道では対向車に1台も出会わず、思うとおりに走ることができたのはとてもうれしいが、反面、なんだか寂しくていけない。下界では24℃もあったそうだが、峠道の日陰では吐く息が白かった。

_ 今日のカブ

34,733.8粁。


2005-04-17-Sun

_ 18歳です。

今日で満18歳になりました。

えー、そーですとも。誰が何と言おうと「18歳」です。再来年は二度目の成人式、つーことでね。

#精神年齢も「18歳」だと主張しよう。

_

足の指にケガをした老父、「紐で調節できてゆったり履ける靴がいい。」と称して、私が仕事で使っている鉄芯入りのセーフティースニーカーを持ち出すようになった。この靴、酷使されたせいで底ははがれ穴は開き、とても昼間は人前に履いて出られるような代物ではないのだが、「みっともないからやめなさい。」と言っても「構うものか。」と無頓着の様子。

それでも見るに見かねて、一足しかないカジュアルシューズを貸したところ、「これはいいなあ。よし、売ってくれ。」などと言う。2,980円の安物だが軽くて履きやすいから気に入っている靴だから、老父もその軽さに目をつけたらしい。

「そんなことせんでも、気に入ったんだったら新しいの買ってきたげるから。」というわけで、新座のロヂャースまでカブを飛ばしたのだが、適当なサイズがなくて断念。こういうのはタイミングだからなかなか難しい。

_ 三度目

その後は、新座まで来たのだからちょっと足をのばしてみようか、とまたしても(笑)三芳町のセイコマへ。

たかがコンビニで買い物をするのに1時間近くかけて通うのも我ながら阿呆だと思うが、千葉県在住なのに朝飯を食いにカブを飛ばして岐阜の駅前の喫茶店まで行く奴もいるから、上を見ればキリがない。まあ、それはさておき。

すっかりセイコマに凝ってしまった感があるが、今日はたいして買い物もせずに帰宅、はしないで、セイコマの前の「竹間沢通り」がどこまで続いているか気になったので確かめに走ってみる。

…なんのことはなく、道なりに進むと志木市街までつながっているだけだったので、そのまま主要地方道保谷志木線で帰宅した。地図をよく調べていれば、こんな無駄なことはしなくて済んだのかな。

_ 今日のカブ

44,875.2粁。


過去の日記
«前の日(04-16) 最新 次の日(04-18)» 追記