ガッコが終わってからなんとなくどこかへ行きたくなったので、久しぶりに西武特急レッドアローに乗ることにした。見飽きた景色もリクライニングシートではまた違って見えるし、たばこの煙ごしに眺めるのもまた佳なり:-)
終点の西武秩父着は14時47分の予定だから、蕎麦をたぐるには少し遅い(呑んだくれるには早過ぎる)が、秩父へは行ってみた所で別段の用事もないから、着いたらすぐに引き返そうと思う。これぞ阿房列車の基本であり、神髄でもあると思っている。
着いたらすぐに帰るつもりだったのだけど、せっかく来たのにもったいないから、暑中見舞いを律儀に送ってきてくれた柳田総本店を表敬訪問しておきたい。ついでに、と言ってしまっては語弊があるけれど、秩父神社さんにもお参りをしておこう。というわけで、西武秩父から秩父の中心まで歩く。これ貧乏性のなせるわざなり。
それにしても盆地の秩父の暑いこと。往復したらもう汗だくである。行きの車内で水分を摂り過ぎたせいか、はたまた実は肥満だったのか。体脂肪率は測ったことないけど、最近はとみに腹の肉がつまめるしなあ。
行った以上は帰らなければならなくて、帰りは冗談の旅行ではないから、特急になんか乗らなくてもいい。これも阿房列車の基本。重い一升瓶を背負ってふらふらと西武秩父駅にたどり着いたのが15時32分。飯能行き普通電車が出たのは15時30分だった。_|‾|○
次は16時00分の普通か16時25分の特急で、当然先発の普通電車に乗り込んだ。しばらく待っていたおかげで汗はひいたものの、服は濡れたままで、車内はキンキンに冷えていた。
「寝ると死ぬぞーっ!」と思いながら、気持ちのいい律動についウトウト。帰宅したらちょっと鼻声気味。あら。