…雨かあ。夜までにやんでくれれば、と言うか、最寄りの駅まで行く間の15分だけ降らなければいいんだけど。
準備を進める。バッグが重い。このテの旅行はさんざんしてきたつもりではいるけれど、行くたびごとに荷物が増えているような気がする…「旅好き」だが、いまだに「旅慣れ」てはいないらしい。
これからさらにこまごまとした物も詰めなければならないから、最終的にはかなりの重さになるかも知れない。途中でバテなければよいのだが。
最大の重量物が時刻表というのも皮肉な話なんだけど(笑)。
というわけで、「サンライズ瀬戸」に初めて乗る。いろいろ期待していたのだが、"Bシングル"と称する1人用個室は、はっきり言って狭い。「北斗星」の"Bソロ"は広くて快適だったのだが。なんだか上等なカプセルホテルという気もしないでもない。
…のっけからコキオロシになってしまった。家路を急ぐ通勤客を高い所から見下ろしながら一杯、などと考えていたからバチが当たったのかも知れない。部屋は1Fだから、寝台の上に座ると目線の高さにホームが来て、見下ろすはずの通勤客に見下ろされる形になるし。
22時ちょうど、定刻通りの発車。缶ビールは横浜までで早くも1本空いた。残りはあと1本。どこまでもたせようか。