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2003-07-13-Sun

_ 南風4号

朝、TVの天気予報を見ると、「中国地方は午後から大雨です。150ミリを超える所もあるでしょう」と言うので、こりゃ大変、と予定を1本繰り上げる。幸い、阿波池田での接続もよく、全体的にこのまま1時間繰り上げられそうなので、早目早目に動いて様子を見ることにする。

列車は祖谷渓を行く。以前、山の上のキャンプ場で朝を迎えた時、眼下が一面霞に包まれていて、その美しさに思わず感嘆の声をあげたものだが、今日も山々に霞がかかっている。下から見上げる形になるのが悔しいが、水墨画を見ているようでもある。深山幽谷に分け入ったような感じがした。

阿波池田に着くと、雨が降ってきた。

_ 徳島線

佃−佐古間67.5キロの徳島線は、「よしの川ブルーライン」という愛称がついているが、その前に「得しません」などと皮肉られている線名を変えた方がいいのでは?

高松と徳島を結ぶ高徳線が開通する以前、徳島の人が高松方面へ行くには、佐古からこの徳島線で阿波池田まで出て、それから現在の土讃線で高松へ、というルートだったそうだから、過去の栄光を背負った線ではあるけれど、今は見るべくもない。

それはさておき、今回のスケジュール作成の上で一番気を遣ったのが、この徳島線の扱いだった。特急で走り抜けてしまえば楽なのだが、特急は不似合いな線だというイメージが最初からあったし、せめて1本くらいは鈍行で乗り通す線があってもいい、と思ったのだった。

結局は、間違えて吉野川と反対側の座席に座ってしまったこともあり、途中で退屈してしまい、苦行のような2時間になってしまったのだったが(笑)。

_ 四国完乗

11時30分、徳島線普通列車452Dは佐古駅に着いた。これでJR四国の営業線855.2キロと、「索道」(平たく言えばロープウェイ)を除く地方私鉄5社の路線全てに乗ったことになる。

ところが、高松から坂出を経由して、児島へ帰って来たときにハタと気がついた。「あ、児島—宇多津間に乗ってない…」岡山方面と松山・高知方面を直通する列車が走る部分、というか、本四備讃線は「茶屋町−宇多津」が営業区間で、そのうち、まさしくJR四国に所属する区間を、愚かにも見落としていたのだった。さて、どうしよう。

もっとも、正式な営業区間は「茶屋町−児島−宇多津」で、「児島−坂出」には営業キロの設定がない。全て宇多津回りの営業キロで計算されるから、「みなし完乗」とすることも、理論上は可能なはずなのだが…

うーむ、どうにも寝覚めが悪そうだなあ。

_ おまけ

高松発岡山行きの快速「マリンライナー」を茶屋町で乗り捨て、宇野線を往復。昔は「宇高連絡船」の発着場として大いに賑わったという宇野だが、私はその時代を知らない。今ではわずか2両編成の国電型が行ったり来たりするだけの、どうということのないローカル線だった。

宇野駅では記念に切符を買ってみる。四国内では1枚も買わなかったのに。

宇野さんという人がいる。この日記によくご登場願う口のわるいO先輩の、さらに先輩に当たる先輩で、だからO先輩へのお土産には「宇野」駅の切符がいいだろうと思って買ったのだが、出てきた切符が「9997」「9998」「9999」「0000」だったのに驚く。1万人も切符を買う人がいる駅だとは到底思えない。何かあったのだろうか。

おまけのような1線を乗り終えた後は、実は岡山から倉敷まで足を延ばし、こんな機会でもなければまず乗れないだろう水島臨海鉄道にも乗る計画だったのだが、雨が強くなってきたので面倒になり(笑)、「のぞみ22号」(500系)で帰京した。

_ のぞみ22号

当初の計画では、最終の「のぞみ30号」に乗る予定だったのをすっ飛ばし、「のぞみ22号」に乗変。待つ間に岡山のホームのスタンドで(またかよ!)、「サービスうどん」300円也—湯がいた玉に生卵を乗せ、生醤油でいただく—を食べたが、「釜玉」の偽物なので、蹴りを入れておいた。心の中で。

それにしても新幹線の混みようったら!全席指定だから立つ客はいないが、四国で5日間もガラガラの特急に乗り続けてきた身には、満席の車内はわさわさして落ち着かないことはなはだしい。日曜夕方の上りだから仕方がないのだが…やはり新幹線にはあまり乗りたくないものだなあ。


2004-07-13-Tue

_ デジカメ故障

長いこと使わずにほったらかしにしておいたら、ズームが動かなくなってしまった。レバーを操作しても何の反応もない。放置していたことと因果関係あるのかな。

ズームのきかないデジカメでは高い所にいるこま犬の撮影ができないから修理に出したいのだけれど、最近は修理に出すと新品を買うより高い、という話しか聞かないから困ってしまった。だって、新品を買うお金すらないんだもん。

当分の間は、こま犬の撮影のためには脚立を持って歩くようかなあ。←もっといやだ。

_ いやはや、鳥人だ。

いろいろご意見が出ておりますけれども(笑)、一脚の先にカメラを取りつけてセルフタイマーでピピッ、とやるのが現実的なのかなあ、と。

ついでにこま犬の上に登って立ち上がって一脚を高く掲げ、上から自分ごと撮る「飯村タイプ」の撮影も試せそう。

もっとも、一脚がいくらするのか知らないけれど、ああいうものは法外な値段だったりするから信用はおけない。

そういえば昔「ウルトラスコープ」なんて玩具もありましたなあ。あれがあったら便利だったかも知れない…今なら挙動不審で捕まるかも知れんが。


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