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2002-11-16-Sat

_ 1年目

東京に帰ってきたのが、ちょうど1年前の今日のこと。前の日は引っ越し業者に家財道具を全て預け、部屋の借り主たる旧勤務先の総務課長と、貸し主たるビル管理会社の社員が立ち会って部屋の状態をチェックして、それで終わり。午後5時にはマンションを後にしたのだが、乗るべき寝台特急「北斗星」は、19時27分の発車である。マンションから札幌駅までは15分程度で着いてしまうから、大きな荷物を抱えながら時間を持て余して困ったのを覚えている。なぜ大きな荷物を抱えることになったかと言うと、引っ越し業者が「着日指定がない分、料金はお安くできますが、10日から2週間はかかりますので…」と言うので、その間の衣類等を詰め込んだからだった。まさか2日で届くとは思いもしなかったし(笑)。

そんなわけで、札幌を「北斗星」で発った。今回初めてB個室寝台を予約してみたら、快適そのものである。4人1室のようにカーテンの隙間から夜景を眺める必要もなく、かなりお行儀の悪い格好をしながら、あるいは飲んだくれながらでも、窓の外を流れ行く景色を堪能することができる。今度からは必ずB個室寝台で旅行しようと決めた。

翌日は早朝5時40分の一ノ関で下車。22分の待ち合わせの大船渡線で気仙沼へ出る。7時27分着。次に乗る気仙沼線の発車は8時15分だから、待合室でぼんやりと過ごす。列車は少々遅れたが、仙台行の快速「南三陸2号」に乗って気仙沼線を完乗し、仙台からは隣のあおば通まで1駅乗って、延長後の仙石線も完乗した。市営地下鉄の仙台駅まで歩き、仙台—富沢—泉中央—仙台と乗ってから、次に福島まで行き、福島交通の電車で飯坂温泉まで往復した。観光もせず牡蠣も食べず温泉にも入らず、ひたすらの鉄道紀行ではある。福島からは新幹線の指定席が取れなかったので、やむを得ず、しかし何事も経験、とグリーン車を奮発したのだったが、料金がバカ高いわりには設備もサービスもまるで見合っていなかった。どうもグリーン車というやつ、金に糸目をつけないで電車に乗れる人々のモノだったらしい。そいつぁ豪気だネ。

そんな1年前の今日の思い出。


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