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2003-07-09-Wed 四国上陸 [長年日記]

_ 瀬戸大橋

聞いてはいたけど、実際に目のあたりにすると、うひゃー、よーもまーこっただもんおっ建てただよ、とボーゼンとする。全長9.4kmで工費は1兆円。同じ金額でも青函トンネルは53.9kmもある。たった10分で走り抜けてしまうのがなんだかもったいないような気もした。

「サンライズ瀬戸」の1Fは、窓が裾を絞った車両の形に沿って湾曲しているから、おでこを窓に押しつければ本当の真下が見える。これは新しい視点だ。窮屈な個室だったけれど、ここだけは良い演出だったかも。

_ 初うどん

高松駅構内で立ち食い。きつね350円。立ち食いレベルでも東京のより旨いのはさすが本場。

_ 高徳線

高松発7時50分の普通321Dに乗る。普通列車なのに女性車掌が乗務しているのは少々新鮮な驚き。

高徳線は高松と徳島を結んでいるから一応幹線ではあるけれど、四国の普通列車とくればローカル線そのものである。

実はこれが一番気を遣う。地元のお客しか乗らない通勤通学列車だから、毎朝座る席は決まっているようで、そこを占領してしまうのは忸怩たるものがある。私が座った所は、ある女子高生の"指定席"だったらしい。見慣れぬオヤジが座っているので困っていたようだが、幸いにも空席は沢山あったから、とりあえず立ちんぼにさせなくて良かったな、と思う。

なかなか可愛らしい娘だったが、話し声を聞いたらアニメ声だったので減点(笑)。

高徳線は8時30分着の志度で降りた。

_ ケーブル二態

志度からは琴電で高松方面に戻る。途中下車しながら沿線のケーブルカー2本に乗ってこようという作戦だ。まずは「八栗ケーブル」。次は「屋島ケーブル」。両方ともパッとしない会社で、平日だから乗客は私1人だけだった。運賃はそれぞれ往復で900円、1,300円だったが、乗らずもがなの客が1人では採算もへったくれもあったものではないだろう。そう考えるとものすごく悪いことをしているような気がした。

なお、屋島ケーブルでは、時刻が当初の予定と違っていたため、後のスケジュールが大幅に狂ってしまうことになった。

_ 高松琴平電気鉄道

略して「琴電」。昼間は小さな電車が2両でカタコト走るしょぼいローカル私鉄だが、「コトちゃん」というイルカのキャラクターがいて、これがなかなか可愛い。最大のターミナルである瓦町でキャラクターグッズを売っていると車内広告に出ていたが、販売時間に間に合わなくて買いに行けなかった。一度倒産している会社(日本初の倒産した鉄道会社)なのに、頑張っているからこちらも増収に協力してあげたかったのだが。

スケジュールが狂ったので急いで予定を組み直し、JRを使うはずだった所も琴電にして、志度線、琴平線、長尾線の3路線を一気に乗る。終点まで行ったら、同じ線をまた引き返してくるだけだからさすがに途中で飽きたが(笑)、地方の小私鉄はどこへ行っても職員の感じがいいのは嬉しい。

_ 鳴門線

琴電の高松築港から再びJRの高松に戻ると、今度は15時47分発の特急「うずしお17号」で徳島へ向かう。途中の池谷から分岐する鳴門線に乗りたいが適当な接続列車がないので、一度徳島まで行ってから普通列車で折り返して鳴門へ向かうことにした。多少面倒でも、今乗っておかないと必ず後悔する。スケジュールの作成には多少なりとも苦心した所だ。

が、乗ってみると、こちらの苦労ほどにはさえない線で、そもそもローカル線とはそういうものなのだし、期待するのが大きなお世話なのだが、なにか寂しくなる線だった。

_ 見たーいっ!

ラーマーヤナ

製作年不詳 東宝 20分 モノクロ スタッフ不詳

「インドの古代叙事詩『ラーマーヤナ』を題材にした、台詞のない人形劇。踊りの上手なお姫様が大怪人(着ぐるみの人間が演じる)にさらわれるが、王子と賢い猿たちの活躍で無事救われるというお話。洗練された人形デザインと精緻な美術が見事だが、製作年やスタッフが一切判明していない幻の特撮映画。」

だってさ!チャンネルネコ「廿世紀シネマ・ライブラリー」より。明日放映だって。見たい!

明日泊まる宿にあるといいなあ。


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