埼玉県朝霞市膝折町2-20-44に鎮座まします子之神氷川神社へ参拝。いきなり鳥居の脇に主を失った台座だけがデンとある。「こま犬を撤去してしまったのか…期待薄かな、こりゃ。」と思ったが、どうやら石燈籠の台座だったらしい。後ろにその先代の燈籠が置き捨てられていた。
少し安心して拝殿へ進むと、こま犬は2対。サブの1対は平成七年と新しく、メインの1対は安政三年の銘があったが、これにはちょっと疑いを持っている。「弥石」とだけ彫ってあったのは石工の名前だろうか。本当は右から「石弥」と読むのだろうけれど。
liondogさんに相談してみよう。
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今日のテーマは「タガメの生態」。
昔から日本中の水田にいるおなじみのタガメだが、その生態はいまだにわからない部分が多く、研究者は日夜その謎を解き明かすために頑張っているらしい。
ああ、なかなかいい番組だなあ。
タガメなんて、妙な所から異様に太い脚が伸びている不気味な生きものだと思っていたのだが。
日本中の水田にいるということは、全国いたる所で見ることができるということだが、実は絶滅の危機に瀕しているらしい。
1960年代から始まった大規模な農薬散布でタガメのエサとなる生きものが激減したこと、タガメの幼虫は水生昆虫の中でも特に農薬に弱いことが主な原因だといわれ、1980年に全国355ヶ所の水田や沼で行なった調査では、その半数程度の場所でしか生息が確認できなかったらしい。
その後はどうしたのかな。
タガメは成虫になるまでに、およそ100匹ものカエルやオタマジャクシを食べるというからかなりの「大食漢」だが、エサがなければ生きていけなくなるのは世の道理であるわけで、そう言えば、ガキの頃は田んぼでカエルをつかまえてきては爆竹で吹き飛ばして遊んでいたことを思うと、無駄に連中の食い扶持を減らす片棒を担いでいたわけで、今さらながらに永田議員よろしく頭を下げたい気持ちになった。
さらに、近年では外灯や深夜営業の店舗が増えたことで夜行性のタガメはその光に引き寄せられてしまい、主たる住み処の水田に戻れなくなってそのまま死んでしまう例が後を絶たないのだそうだ。
それでもけなげに生きている姿を見ると、不気味な奴らだと思っていたタガメが、しまいにはいとおしく可愛らしく見えてくるから不思議だ。
まったく、いい番組なんだから、こんな夜中にやるなよなあ。
いや、本放送はゴールデンタイムにやっているのは知っているけれど、再放送とはいえ午前2時などという非常識な時間にやられては、つい足がはまって抜けられなくなるのがたいへん困る。
そんな夜中にまで見てしまったのは、愛媛大学の研究者がタガメの調査をするために選んだ水田に向かう途中の路傍にセイコーマートがあって、それがどこだか気になって、地名を教えてくれないものかとついつい見てしまったからでは、決してない。
…兵庫県西部とか言ってたが。
兵庫県のセイコーマートは2004年にファミリーマートかどこかに営業譲渡されているはずなので、映像がそれ以前のものなのか、はたまたいまだにセイコマの看板を掲げている店舗があるのかどうかは不明のまま。
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