点検中は公共交通機関で帰ることを覚悟(片道540円もかかる)していたが、今回は余裕があったせいかDio(たぶん)を貸してもらった。「いやー、しばらく動かしてないんでねー。」と言う店長の言葉通り、スロットルをひねっても加速のかの字もない。そもそも50ccスクーターは大キライなので、扱いに手を焼いて「Son of a bitch!」と吐き捨てながら帰宅。
もっとも、50ccスクーターがキライなのは、世間一般の、法規もマナーも知らん顔のジコチューで野暮なスクーター乗りどもが大キライだからかも知れないが。
12ヶ月点検及びオイル交換:40,063km。
「スロットルのレスポンスが悪いんですが。」「…これじゃ当然ですよ。」グリップのゴムは破れ、パイプは固着している。「あらら?」点検後、「スコスコにしときましたから。」と言う通り、反応もストレートなものに戻ったので満足。
「あと、エンジンがマウントから外れかかってましたから、増し締めしときました。」「!」人間で言えば心臓疾患にも相当するだろうが、人間は歩いていて突然心臓を落っことすことなんてないだろう。危うい所だったらしい。やはり点検は大事なのである。
「あ、あとね、フロントのリムが曲がってますよ。」「まさか!?」「ほら。」カラカラカラ…「あ、ホントだ。」「どこかぶつけました?」「いや、全然。」
あったとしてもせいぜい4年前の夏にクルマと接触して転倒したくらいのものだが、その後とくに異常はなかったから、また別の問題だろう。どうやら予想以上に重症だったらしい。実は先日タイヤ交換をしてもらって以来、確かに「真っ直ぐ走らんなあ。」という気はしていたのだが、リムが曲がっているのはそれともまた別の問題だろう。カブも歳をとるといろいろと障害が出てくるものである。
40,074.9粁。