映画撮影用の「実物大」セットが広島の方でお披露目されたとか。見てみたかったなあ。
昔の「トラ！トラ！トラ！」でも巨大な戦艦長門のセットには感心したものだけれど、大戦中に大和と長門が航走しているのを発見した米偵察機の通信士が「戦艦１、巡洋艦１見ゆ」と発信したように、大和はもっとデカい。そんなもんよく作れたなー、と感心していたら、写真で見る限り、今回の大和のセットは艦の中央部だけらしかった。おそらく一番主砲から三番主砲までのあたりだろう。また、艦橋上部がないのは、後でＣＧ合成でもするのだろうか。今後は艦首部も作る予定だそうだが。
ここで提言。
たとえセットでも、どうせなら部分部分なんてみみっちいものを作らないで、実物大の大和を一隻丸ごと作っておしまいなさい。さらに言えば、できればセットだなんてケチなことはせずに本物をお作りなさい。国で補助金を出しても表向きはセット用として。現在の技術なら650ミリＶＨ鋼鈑以上の耐弾力を持つもっと薄くて軽い鋼鈑がいくらでも作れるでしょうし、たとえ65,000トンにしても30ノットくらいは出せる機関も作れるのでは(もちろん全部国産)。
で、クランクアップしたらいよいよ国で買い上げ、一、三番主砲塔を取り外し…二番主砲もいらないかな。６門の15.5サンチ副砲は対艦対空用にいるだろうけど、後はその空いたスペースにハープーンでもシースパローでもトマホークでも好きなものを積んで日本海に浮かべておけばよろしい。
ついでにもう一隻同型艦を作って東シナ海にも浮かべておけば何かと便利だよね。
44,330.3粁。