仕事の出がけにクロネコさんがもってきた。空き部屋に押し込んで出勤して、帰宅してから設営にとりかかる。
本当のことを言うと、メタルラックは好きではないのだ。かなり和風に振ってある畳敷きの私の部屋では、調度品は木目のものが多いので、銀色に輝くラックは室内の調和(かろうじてそれっぽく保っているにすぎないが)をぶち壊しにしてくれる。しかし、収納と使い勝手を考えると他にこれ以上自由度の高い家具はなかったのだった。
事前にあれこれ計算した結果に基づいて棚板をはめていくが、なかなか計算通りにはいかないもので、はめてははずし、はずしてははめ、で1時間も経過。夕食で中断。しまいには「テキトーに」という最高最良の解決策を見いだして、それでようやく片付けた。
47,979.4粁。