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2006-09-20-Wed [長年日記]

_ 本屋

なんか久しぶりに本屋さんに来た。最近はAmazonで済ませることが多かった、というか、それでしか買い物をしていなかったので、実際に本を手に取って中身を見てみる、という行為がなんだかとても新鮮。

いや、本来は中身を確かめてから買うのが当たり前なのだから、ちょっと倒錯めいた感じ方なのかな、これは。

_ 時刻表

10月号を購入。

この前買ったのは去年の12月号だったから、ずいぶんと間が空いた。

昔ほど旅行に出かけなくなった、というのが大きな理由だけれど、もう一つ、「時刻表を開くのが怖い」という理由もあった。なぜなら、北では北海道ちほく高原鉄道が、南では高千穂鉄道が姿を消した。巻頭の索引地図にはどうせバス路線を示す青い細線が引かれているに違いない。欄外にも「○○線は災害のため不通」と景気の悪いことばかり書いてある。そんなものは見るにしのびない。どうにも面白くない状況が続いているのである。

もっとも、つらい現実もありのままに受け入れて、「長い間お疲れ様」と送り出してやるのが正しい姿勢なのかもしれないな、と思い直したので、久しぶりに買う気を起こしたのだけれど。

やっぱり、読んでいると楽しくなってくるから不思議だ。

_ 多摩ら・び

しばらく本屋に行かなかったから、存在すら忘れていた。

6月に出た38号がたまたま目についたので購入。前回は2004年夏号(28号)だったのか。これもずいぶんと間が空いたな。知らない間に季刊から隔月刊になり、定価も600円から500円に変わっていた。己の不精を棚に上げて、浦島太郎になった気分。

でも『多摩ら・び』、普段は存在すら忘れているのに、読んでみるとなかなかに面白い。38号の特集は「奥多摩・青梅」。

青梅の特集ならば吉川英治記念館のあの人が載っていたりして、と淡い期待を抱いてもみたのだが、世の中、そこまでは甘くなかった。

しかし、「神楽と獅子舞 奥多摩の秋まつり」などと題されると、なまじ興味があるだけに「読まなきゃ!」という気にさえなってしまう。とくに奥多摩は、その昔は浦山郷との交流が深かった。お互いに影響を与えあったかもしれない。一度両者を見比べてみるのも一興かな、とも思ったのだったが。

しまった。6月発売だから8月までのスケジュールしか載ってないや。最新号も買わにゃならんかのう。

_ 『五日市街道を歩く』

ISBN4-901317-12-1

出版元の「街と暮らし社」って、今どきHPも持ってないのか…あればいいってものでもないだろうけれど、情報発信を旨とする出版社においてそれはどうなのかなあ。お手軽なチャンネルがないのは少々とっつきづらい気もするし。それはさておき。

こま犬めぐりのおかげで、私も五日市街道については端から端まですっかりお馴染みの景色としてとらえることができるようになったけれど、他人の目で見るとやはり何かと教わることが多い。略歴からではよくわからないおじさんが1人で書いた本だから、内容もそれなりのものだとはいえ、歩いて回ることにこそ価値がある。

その割には妙なオチが気になるんだが。

_ 今日のカブ

49,858.5粁。


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