今日はyuyangさんと2人きりの甘〜いデート、もとい、「まだ行ったことがないのです」と言うyuyangさんに誘われて、閉鎖間近い交通博物館へ。一応は「鉄」のはしくれを名乗っている奴だから解説役として使えるかな、と思ってくれてのことだろう。
その私は子供の頃に一度来たような気がするが、明確な記憶として残っていないほど昔のことだから、あれから何年経ったのだろうかと思う。建物のたたずまいは昔のままだったから、うれしくもあり、これじゃ移転もやむなし、という気もした。
「ここは、あの頃のままなんですね、艦長。」
「ん?」
「失礼しました、総司令。」
「…何を一人で小芝居をしているのですか?」
むむ。アキバが近いんだ、変な電波が超時空で混信したに違いない。
閉鎖直前でしかも大型連休で、案の定、門前市をなす勢いでやたらと混雑していた。そんな中、行列に混じっているyuyang氏を発見して無事落ち合う。
「チケットは買いましたか?」とyuyang氏。
「まだ買っていません。」
「じゃ、早く買ってこないとダメですよ。この行列はチケットを買った人が並ぶ行列です。」
と言いながらyuyang氏が見せてくれたチケットは、マルスで発券したチケットを模したもの。へーえ、交通博物館ともなると手の込んだことをするんだなあ、と思っていたら、なんのことはない、実際に「みどりの窓口」で買ったチケットなのだそうだ。要するに本物。ちなみに、入館料大人310円のところ、「みどりの窓口」で買うと260円になるらしい。すごい裏技だ。
やはり人気は模型鉄道パノラマと運転シミュレーター。パノラマの周囲は立錐の余地もないほどぎっしり埋まっているし、シミュレーターは「1時間待ち」の札を大きく超えて行列がつながっている。
なんだかんだ言って、みんな鉄道が大好きなんじゃないか。
それなのにそれなのに、多少の市民権を得たとはいえ、いまだに「鉄」が白眼視される傾向があるのはなぜなんだろう。子供の頃の純粋な気持ちを忘れちゃいけないよ、みんな。
(答え:マニアはどこへ行っても嫌われます。)
さて、「交通博物館」である。メインは鉄道だが、他にも船やら飛行機やら自動車やらも展示してある。我々は展示物を一つ一つ丁寧に見て回った。今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の思いを込めて汽車がゆく。一つの旅が終わり、また新たな旅が始まる。
「…さっきから何を一人の世界に入っているのですか?」
きっと黒銀河からの毒電波だと思います、はい。
「ジェットストリームでも始まるのかと思いましたよ。」
「あのパイロットめ、只者ではないぞ!」
「…もう、いいです。」
ここで物申す。メグロやら丸石やらの旧い旧いバイクや、4輪界のエポックメイキングだったスバル360やら今では骨董品のようなマツダのオート三輪やらを展示しているのは構わないけれど、何か大事なものを忘れちゃいませんか?財団法人交通文化振興財団さま。
世界に誇る日本の名車、スーパーカブを展示していないとはどーゆーことですか?あれこそが日本人の生活を大きく変えたと言っても過言ではないのに。過言かしら。
それにしても、大宮に移転した暁には「鉄道博物館」と名前を変えるのはいいとして、他の交通機関の扱いはどうなるんだろう、と心配になった。余計なお世話だろうが。
あ、ちなみに、画像はyoppee!さんへのおみやげです。
103系の輪軸と減速歯車装置でした。
博物館を見学した後は、そのままアキバへ。yuyang氏のお買い物に興味津々、つき合わせてもらうことにした。
秋葉原といえば、あれはPalmシリーズを買いに末広町に通って以来だから、相当昔の話だな。デジタルシティ・アキハバラ。久しぶりである。
…しかし、本当にいるんだねえ。この暑いのに、路上で「おでん缶」を美味そうにすすっている連中が。メイド服だけならまだしも、さらにご丁寧にネコミミまでつけた若い娘が。あれはあくまで仮想現実の世界の話だと信じてた。仮想世界が現実世界を侵食しているのか?(8行削除)さすが「虹の都」だな、と妙な所で感心。
●業務連絡
yuyangさん、yuyangさん、やっぱり「オプティカル」前での会話は書かないことにしました。たださんが眼鏡っ娘に萌えても、メイド服に萌えるとは限りませんので…