5月の「名古屋ツアー」に引き続き、今日はyoppee!の運転で静岡へ。浜名湖周辺でうなぎを喰らおうという計画である。
西船橋駅前を出発し、首都高から東名に入ってぶっ飛ばすこと3時間半、奥浜名湖は西気賀駅前の鰻屋「鶴見商店」に着いた。ここがyoppee!がわざわざカブで通うほどの店なのか、と感心したが、時すでに遅し、うなぎはすでに全部売り切れだった(涙)。聞くと、早朝から行列ができるという。時期が時期だけに人気の高さがしのばれるが、手ぶらで帰るのもシャクなので、とりあえず「肝焼き」だけ買ってみた。
売り切れでは仕方がないので、お隣り気賀駅の近くの「山口」へ。ここは近頃とみに有名になったらしい。姫街道沿いに看板が林立しているのを見て、yoppee!が「前はこんなに看板はなかった」と言う。
その「山口」で、ようやく「鰻の白焼き」を買うことができた。ちなみに、浜名湖周辺だからと言って浜名湖のうなぎが食べられるというわけではなく、よそから持って来るものが多いようで、「鶴見商店」の方は台湾産だった。「山口」のは愛知県産だから、まだ良かったかも知れない。
yoppee!曰く「一色あたりで獲れたのかな?」
時刻は午後2時過ぎ。せっかく来たのだからこの辺でうなぎを食べて行こうよ、ということで、「山口」からほど近い「清水家」で昼食。実は「山口」も「曳舟」といううなぎ料理屋を直営しているのだが、「清水家」の方が良いらしい。もちろん、どこ産の鰻なのかは知るところではないが。
人気店なので30分ほど待たされたうな丼は、ふっくらしていて美味しかった。お腹が空いていたので自然と早食いになってしまい、食事時間がたったの5分では、食べられる鰻の方としては張り合いがなかったかも知れないけれど(笑)。
今日は「食い倒れツアー」ではないので、清水家での遅い昼食後、舘山寺の方を回ってみた。
「なんならもう一軒行くか?」
「待ってくれ、食い倒れは前回で懲りたよ。」
「あんなの、食い倒れの内に入らないけど。」
「・・・」
浜名湖周辺は何度となく行き来しているyoppee!も初めての舘山寺は、温泉旅館が建ち並び、大きな遊園地もあるが、あまりそそられないので通過。
近くの貸し釣り船屋での「うなぎの餌付けショウ」というのには心魅かれたが、予約制なので見られなかった。なんかショボそうだったけれど(笑)。
帰りは、こっち方面へ来た時のお約束で、静岡駅ビル「パルシェ」内の「魚がし寿司」に寄る。意外なことに、yoppee!は静岡名物の駅弁「鯛めし」を食べたことがないと言う。じゃ、「魚がし」が混んでいたら駅で鯛めしを買って帰ろう、ということに決めていたのだが、幸か不幸か空席があったので、「魚がし」での夕食となった。いつもの通りネタは新鮮で、大きくて、旨い。
が、クルマだとどうしても飲めないのが残念だ。「青春18きっぷ」ならば、1人2,300円で往復できる。「寿司食って酒飲んで静岡」ツアーを企画したいが、乗る人います?
今日は丑の日。yoppee!と連れだって、というか連れてきてもらって、荒川区は南千住にある鰻屋「尾花」にいる。11時30分の開店に合わせて行き、かれこれ1時間ほど経過。暑い夏を乗りきるために体力をつけようと鰻を食べにきて、鰻にたどり着くまでに体力を使い果たしそうな気が(笑)。
#笑っているくらいだからまだ余裕はある。
「尾花」は天然うなぎが売りの老舗である。うな重(3,000円)を注文し、オプションできも吸い(300円)を付け、その他にうざく(1,200円)とう巻き(1,500円)をつまみに冷酒(桜正宗・700円)で一献。昼間から飲むとよく回る。
圧巻はyoppee!が頼んだ中串で、巨大な皿にどどーんと蒲焼が乗っかってきて、1人では多すぎるので私もご相伴にあずかった。中串はオソロシイことに時価だったのだが、これでしめて2万円しなかったから、わりとリーズナブルなお値段だったと言えようか。
これで夏バテも解消かな、と思ったが、お酒のせいで眠くなった。
うなぎ食って一杯ひっかけて昼寝までしちゃう。これぞ正しい江戸の夏の姿だと思うが、それじゃ身上もつぶすよなあ(笑)。
南千住には茶のしばける店がないので、上野まで出て駅の中の店でレーコーかなんか飲むが、非常に眠たい。
「ちょっと昼寝でもしようや。」
「どこで?」
「(下を指差し、クルクル回す。)」
というわけで、山手線外回り電車で優雅に昼寝。これならば何周もでき、かつ万一寝過ごしてもすぐに帰ってこられる。池袋までの約48分間しか使わなかったのはもったいなかったかも知れないが、205系車両は妙に暑かったのだった。
山手線で気持良く熟睡していたが、205系は扇風機の配置に問題があるようで、暑苦しくなってちょいとうなされつつ目が覚めた。
目を開けたら、目の前に白とピンクを基調としたフリフリが。
おお、これが今流行りのロリータ・ファッション、それもいわゆる「アマロリ」というやつか。この前TVで見たけど本当にいたんだ〜。
すごいな〜、恥ずかしくないのかな〜、と思ったのは大きなお世話かも知れないけれど、TVではブ●イクなのばっかり出ていたから、どんな娘が着てるんだろう、と、ひょいと目を上げたら…よけいうなされそうになった。
やはり、そんなんばっかりなのか。
実は、先々週面接を受けておいたある零細事務所が、先週採用の連絡をくれたので、今日から出勤することになった。勤務日数とか条件の細かい点は、今日打ち合わせる予定。
家からカブを、べつに飛ばすこともなく5分。通勤至便、十数人いた応募者の中から私が選考された要因の一つが、この「地の利」にあったと言う。
今日は初日だし、仕事もピークをすぎて一段落したとのことなので、午前中は面接の際にお互い話し足りなかった部分について話し合い、午後からは業務の概要を教わりつつ、ちょっと武蔵野市の社会保険事務所におつかいに行ったほかは雑談。
募集/応募の条件は週4日でパートだったけれど、所長さんも相棒の方もずいぶんご高齢なので、週5日勤務、2〜3ヶ月後の仕事ぶりと適性によっては正職員に取り立ててくれるとのこと。こちらの生活にはありがたい話だが、個人事務所には本人の高齢化と後継者問題が常につきまとう。
どこまでやれるかわからないが、久しぶりの堅気(?)の仕事だし、頑張ってみようと思う。*1
*1 と言うか、頑張るしかない。
所長さん(組合理事か)は奥多摩、奥武蔵、秩父方面のハイキングコースはほとんど全て歩き尽くしたという豪の者で、いくらカブとはいえ、細かい所には行かず、観光も何もせずに道路をただ走るだけの私では、話題には到底ついていけない。
お酒はあまり強い方ではないらしいが、かなりお好きな方らしい。
「あ、私、秩父なら『武甲正宗』*1が好きです。」
「秩父もいろいろありますな。『秩父錦』*2や、奥の方へ行くと『晴菊』*3とか、『慶長』*4ね。寄居へ来ると『白扇』*5ね、小川では『帝松』*6に『晴雲』*7。越生では『越生梅林』*8ね。」
「あ、ありますね。地元でないと出回らないですね。」
「飯能には『有馬錦』*9と『天覧山』*10があって、あそこの蔵はボロいんだけど、ボロいと言えば、毛呂山の麻原酒造*11もボロいんだよねえ。」
「…その情報、マニアック過ぎます。」
いい所に就職できたのかな(笑)。
46,281.8粁。